大正14年12月5日
12月5日(土曜日)、午前8時30分出勤。
本日も収入事務で忙しかった。
午後から、小田原在住の坪田氏の自宅を訪問し、帝室林野局の件について打ち合せをした。現在の拝借料は、1坪あたり4銭4厘であると言われた。
本日、御料地払下げの料金が高価のため、取下げをして、さらに拝借の手続きをした。
午後6時頃帰場の上、すぐに帰宅した。
解説
大磯には、帝室林野局(正式には帝室林野管理局)の大磯出張所が、現在の「なかよし公園」の場所(山王町1935)にありました。また、小田原にも出張所がありましたが、共に大正13(1924)年4月の時点で制度の変遷により統合・廃止となっていました。実は、岡田前町長は辞任時に、宮代町長への引継ぎ事項を口述として残していました。その一つに、「出張所跡地の払下げ(または借地)を求め、跡地に税務署職員の宿舎を建設する」という計画がありました。そのため、小見助役は大磯町より一足先に、出張所跡地の活用を進めていた小田原の関係者に会いに行き、参考にしようとしたようです。しかし、小田原でも払下げの費用が高額で、賃貸という形を取っていることが判明し、払下げはあきらめたようです。小見助役が助役日誌とは別に残した雑書綴り(大正14年)には、引継ぎ事項の口述記録と、小田原に出かけたこの時に書き留めたと思われるメモが残されています。























更新日:2025年11月05日