大正14年11月7日
11月7日(土曜日)、午前8時30分出勤。
本日は、町長の出勤前に事務を取扱った。
午前10時頃、旭村長他7名が来場し、道路改修について、旭村協議会の結果を公式に回答された。町長の出勤前なので、助役が応答し、午前11時に退場された。
本日、岩崎邸執事の萩原氏が来場し、上水道に関する低利借入の件を町長に面会した。委細をお話しすべきはずだが、主人の意向として、隠居かつ年賦の目的は当行の趣旨ではないため、勧業や興行、又は簡易保険、あるいは井上準之助氏などの方面に話したらどうかとのことだった。寄附金は、応分の負担をするとのことを申し出られた。
午後7時から、小学校建築・講堂上棟式の件について、建築委員一同を役場に召集した。出席者は、霜島・鈴木・三宅・宮代喜・山梨・真壁・曽根田・柳田勇・郷土・阿部川・小島・渡辺・浅沼・二宮・宮代師だった。幣は三本入りにする。御供餅は5升の物を1供と2升のものを1供用意する。萩原氏に御神酒として6升用意する。撒き餅は紅白の混じった物を4俵半分作り、その内、1俵分は棟梁に、3俵半は校長に一任して生徒に配布する。以上のことを決めた。式への参列者は、郡長・成富技師・渡辺技手・町会議員・学務委員・区長・進藤校医・教員33名・町長・助役・神官3人の計79人と学校生徒総代60人だった。1人あたり15銭分の菓子1袋、70銭の松月弁当、折詰赤飯80本を用意した。幣帛料神官には金10円、棟梁ヘは祝儀金300円を渡した。その他は町長に一任した。
午後9時頃に退庁した。
解説
今日も町長は出勤して来ないようです。
なかなか思うように進まなかった大磯町と旭村間の道路工事は、なんとか相互の意見がまとまってきたようで、今日は村長以下関係者が7名も来場しました。大切な面談だったと思われますが、町長不在のため、小見助役が代わって対応しました。
また、上水道計画に関連して、岩崎家の執事がやって来ました。話の内容は、上水道工事の費用を低利で借用したいという町からの申し出に対しての返答のようです。しかし、こちらも町長が不在のため、執事が主人の意向を伝えるかたちで終わりました。
夜になってから、建築委員が棟上式の件を話し合うために集まってきました。式への参列者を確認した後、神事に使うものや祝い品、祝儀金の額など、それぞれ話し合って決めています。決めかねることは、町長に一任となりました。























更新日:2025年10月08日