大正14年9月29日
9月29日(火曜日)、午前8時5分出勤。
本日は普通事務に従事した。
本日、小学校建築工事監督の竹下多三氏に対し、月給120円のうち、20日分の80円を支払った。
午後から、西小磯において国勢調査の申告書を各世帯へ配布した。各吏員は受け持ち区を巡視し、助役も参加した。
解説
10月1日の国勢調査実施に向けて、調査用紙の配布に小見助役も手伝っています。大正9年に最初の国勢調査が開始され、今回が2回目となります。2回目の調査事項は簡素化され、氏名・男女の別・出生の年月・配偶者関係の4項目だけでした。大正14年の大磯町の人口は14,149人、世帯数は2,722世帯で、全家庭への申告書の配布・回収は、町職員の総力を挙げて取り組まければなりません。さらに調査結果の統計は地方ごとに集計を行っていました。国は国勢調査に協力してもらうために、ポスターや宣伝の歌を作るなど啓蒙活動も行いました。























更新日:2025年09月02日