大正13年4月4日
4月4日(金曜日)、午前8時30分出勤。
本日は、加藤収入役の出席を待って、10時半頃、一昨日の収納金を全部引き渡した。
午前10時頃、加藤収入役は平塚農工銀行へ出張したので、収入事務を取り扱った。加藤収入役が帰場した際、すぐに収納金を引き渡した。
渡辺書記が病舎監督のため、午後から戸籍事務を取り扱った。
午後4時半退庁。
本日、営業税を完納。
解説
日誌を見る限り、小見助役は本来の仕事の他に、度々収入事務や戸籍事務を行っています。現在とは異なり、事務作業は全て手書き。役場の事務職員は担当別に6人ほどしかおらず、収入役も欠勤が多かったようですので、小見助役が果たした役割は大きかったと思われます。
更新日:2024年04月04日