大正13年4月1日

更新日:2024年04月01日

4月1日(火曜日)

午前8時頃から、植林焼失の個所を実地踏査の上、旭村万田役員・出縄福太郎氏の自宅を訪問、植林の消火について感謝の言葉を述べた。

午前11時50分、役場に出勤。すぐに藤田町長に復命した。

午後1時半頃、町長は中川隣之輔氏の自宅を訪問された。2時半頃帰場した。

午後4時頃より、復興会定例日につき開催。出席者・三宅・二宮・郷土・奥山・浅沼、欠席者・渡辺廣。町長・助役参加。いろいろと協議の結果、謝礼として平田公介氏小学校取片付のため30、渡辺技手20、加藤清若干。その他、旭村へ植林消火の酒代として10、怪我人一人の見舞金として5。二宮消防組頭に託し、大磯町より支出することにした。その他、いろいろと話した。松月において、夕食を喫した。

午後10時過ぎ退場、すぐに帰宅した。

明日2日午後6時より、三宅以下5名が、役場へ参集することになった。

解説

この日は早朝から、前日に発生した山火事の現場に赴き、消火作業をした旭村・萬田(現・平塚市)の消防関係者にお礼を述べています。

午後に開催した復興定例会では、震災復興関連の謝礼金の他、前日の消火作業に対するお礼と怪我人へ見舞金を出すことを決めました。

町長が訪問した中川隣之輔は、南本町の自宅の一角に関東銀行大磯支店を開いて支店長を務め、第8代大磯町長(任期明治40~44年)、県会議員・衆議院議員を歴任した人物です。

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