大正13年8月21日
8月21日(木曜日)、午前8時20分出勤。
本日は戸籍謄本に従事した。
午後2時から町役場において復興委員会を開催し、停車場構内の庭園撤廃の件と、震災で亡くなった方々の一周忌法要の件などを協議した。出席者は渡辺・鈴木・小見・三宅・二宮・郷土・藤田町長であった。午後6時頃終了し、松月で夕食をとった。
午後9時過ぎに散会し、帰宅した。
解説
本日の復興委員会の議題は、昨年の震災に関連する2件で、町としても大切な案件です。震災前の大磯駅は、明治20(1887)年、松本順の強い要請によりつくられました。年月をかけて出来た駅舎は広くて立派な建物でした。皇族や大物政治家、財界人たちが利用するため、貴賓室もありました。駅舎の前には憩いの場所として庭園がありました。その駅舎が昨年の震災で一瞬にして全倒壊してしまったのです。翌大正13年(1924)年10月に建て直した駅舎が、現在の大磯駅です。本日の復興委員会では、2代目駅舎をつくるにあたり庭園を撤廃することと、震災で亡くなった方々の一周忌法要の件が議題でした。
更新日:2024年07月15日