大正13年8月4日
8月4日(月曜日)、午前7時50分出勤。
本日から、赤十字年醵金の切符を記入した。
昨日、渡辺書記に預けていた職印を受け取った。
本日は普通事務に従事した。
午後0時30分に退庁した。
解説
赤十字年醵金とは、「日本赤十字社」の会員が納める年会費(寄附金)のことです。 日本における赤十字社の活動は明治時代に始まりましたが、皇室の庇護を受け、華族をはじめ地域の有力者やその家族らが、名誉ある活動として会員になっていました。
また、「切符」とは、会費を納める通知及び領収書のことと思われます。日誌からは赤十字社に関する事務も役場が担っていたことが分りますが、当時は全て手書きです。小見助役は、夏季で半日しか勤務時間が無いためか、この作業に今日を含めて3日かかっています。
更新日:2024年06月29日