大正13年6月28日
6月28日(木曜日)、午前8時30分出勤。
午前は戸籍謄本に従事した。
午後1時より藤田町長と小見助役、長島主任書記も同行し、海水浴場を視察した。その後、海水浴場委員を町役場ヘ召集し(出席者は三宅・脇の2名、郷土・渡辺は欠席)、午後4時頃から、委員の藤田町長と小見の4名並びに海水浴場保護人10名と共に、月貫下水と防波堤崩壊の場所へ柵を設けるため、現場を確認した。
午後6時頃役場へ引き上げ、本年度海水浴場保護人と誓約書の調印を交わした。月貫下水と防波堤の柵は、梅田丑五郎の請負とし見積書を提出させることとした。 委員三宅と脇並びに町長と助役の4名は、松月において夕食をとった。本日の茶菓は新杵から1円分購入した。
午後9時過ぎ帰宅した。
解説
海開きをひかえ、連日、町の職員や海水浴場委員は準備で忙しくしています。この日は月貫下水と昨年の大地震で壊れた防波堤に柵を設置するために海水浴場へ出かけました。一緒に同行した海水浴場保護人とは、海水浴客の安全を守るための監視員(ライフセーバー役)のことで、若い漁師たちが請け負っていました。今年の誓約書の調印を、町と保護人との間で交わすことが出来ました。
更新日:2024年05月23日