大正13年6月15日
6月15日(日曜日)、休日。
午後2時半頃から、海水浴場委員並びに復興委員による照ヶ崎海水浴場の実地踏査が行われ、午後5時頃町役場へ引き上げた。その後、杉原氏も参加し協議を重ねた。協議の結果以下の内容が決められた。
・海水浴場の岩上を通路として応急修理すること。
・町による全額負担で復旧作業を行うこと。
・小学校は仮校舎として元憲兵派遣所を利用すること。
・小巻甚三郎氏に請け負わせること。
・火葬場の改築、登記所と税務所の修理、隔離病舎の修繕などを実行すること。
以上を協議し、午後10時頃散会した。会用に松月から、8名分の夕食とビールを3本注文した。
解説
本日、小見助役はお休みですが、14日の海水浴場復興の件に関する協議会で決定された実地調査が行われました。照ヶ崎海岸で行われ3時間ほど調査したことが分かります。調査内容は記されていませんが、現地の状況を把握することが大きな目的だったといえます。調査後、様々な協議がなされ、いくつかの処置が決定されました。ちなみに小巻甚三郎は、山王町の建築業者で、これまでにも何度か役場の依頼で建築事業に携わっています。
更新日:2024年05月12日