大正12年10月20日
10月20日(土曜日)、午前7時50分出勤。
本日は助役任期満了のため、事務の引継ぎに従事する。
午前11時30分、助役及び収入役代理者の印・収入役代理の副印(ゴム印)を佐藤書記立会の上で藤田町長に渡す。その他、赤十字社年拠金・愛国婦人会会費は佐藤書記に渡す。軍事救護事務は渡辺主任書記に引継ぐ。その他の必要書類一切を佐藤書記に渡す。
午後3時、藤田町長と吏員一同に助役任期満了の挨拶をして、すぐに退庁する。
解説
この日は長期間激務に追われた小見助役の退任日となりました。淡々と引継ぎを終えていく様子が記載されています。
これまで多くの役場関係者の送別会を幹事として催してきましたが、自身の慰労会の事はいっさい触れていません。関東大震災を超えて、長期にわたり、大磯町のために、尽力しました。
ご案内
さて、ここで小見忠滋は、4か月程、助役職から離れます。その間の日誌は…、残念ながらありません。次回の「100年前の大磯~小見助役の一日~」は、令和6年(2024)2月8日から始まります。
予告:日誌がない間は、先月9月の関東大震災の記述などを振り返る、特集記事を更新します。第1回目の特集記事の更新は、10月24日(火曜日)を予定しています。
更新日:2023年10月20日