大正12年10月18日
10月18日(木曜日)、午前8時出勤。
戸籍謄抄本事務に忙殺される。
午後5時から三宅・郷土両名と町長・助役等で明日の震災横死者追悼会の件で協議する。
午後7時半頃、退庁。
解説
この日は、勤務時間中は戸籍謄抄本事務に追われて、夕方からは翌日の追悼会のため、町長や三宅・郷土町会議員たちと協議しています。現在も残る震災関係の石碑の文字に、震災殃死者と刻まれているものもあります。殃死(おうし)と横死は同じ意味で、突然の禍(わざわい)で亡くなられたことを意味します。
『大磯町史』7には震災殉難者追悼会参列簿の表紙写真があり、追悼会には遺族・町長・助役などの町の関係者、一般参列者、来賓として駅長や憲兵隊などが参列したようです。
参考
『大磯町史』7、p.460
更新日:2023年10月18日