大正12年10月13日
10月13日(土曜日)、午後7時50分出勤。
戸籍謄本に従事する。
加藤収入役欠席。梅田検査員は外米注文品を引き取るため、茅ヶ崎町へ出張した。
本日、各吏員は、各地区の世帯数を分担して調査した。
町役場小使室の棟上げをした。小巻甚三郎に請け負わせる。
午後7時より大磯町の各職工の月番担当者を召集。復興委員と共に、いろいろと工賃の件について協議したが、意見はまとまらなかった。同11時半頃、散会。警察署長代理の高野快氏が同席した。弁当9本を日色へ注文。同12時、帰宅。
解説
この日は土曜日にもかかわらず、小見助役は日中、戸籍謄本の事務仕事、夜は前日に召集した労銀協定について話し合いがありました。震災後、大磯警察署からは何度か不当賃金についての警告がありましたが、徹底はされていなかったようです。労働賃金の公平を帰するために、関係者を集めて話合いをしましたが、残念ながら合意に至りませんでした。引き続き協議を重ねることと思います。
深夜にお弁当を食べ、小見助役は12時に帰宅しました。長い一日です。お疲れさまでした。
更新日:2023年10月13日