大正12年7月11日
7月11日(水曜日)、午前8時出勤。
本日より役場事務は、午前8時より開始。午後3時退場となる。土曜日は、半日。
渡辺書記は、徴兵点呼の件で須馬小学校に出張。
藤田町長は、午後より台町下水改修の件で当事者と土木派出所との打合せのため、現場へ出張された。
長島書記は、過般の怪我の診療のため、名倉へ出かけた。
午後3時30分退庁。
解説
助役日誌から100年前の大磯の一日を振り返るというこの企画も4年目に突入し、読者の皆様も、もうおなじみかもしれません。100年前の当時は、季節で役場の開庁時間が異なり、7月11日からはいわゆるサマータイムとして、開庁時間と閉庁時間が早まりました。
長島書記が通院した名倉とは、名倉堂という接骨院のことと考えられます。名倉は江戸時代に初めて接骨院を開いたと言われる人物の名前で、現在の大磯町にも診療所があります。
更新日:2023年07月11日