大正12年5月21日
5月21日(月曜日)、午前8時20分出勤。
戸籍謄抄本に従事。
午後1時半頃、藤田町長は大磯小学校長斎藤三郎氏の転任の噂を確認するため、三宅氏の自宅を訪問する。小職は私用があるため、町長の帰りを待たずに午後4時20分退庁。
午後5時頃に明日22日午後7時からの町会議開催の至急通知が入る。
本日夜間に猩紅熱(しょうこうねつ)の患者が発生し、隔離舎へ入院させた。
解説
斎藤校長の転任の噂は町にとって一大事のようです。町長は町会議員を召集して協議するようです。
しょう紅熱(溶連菌感染症)の患者が発生しました。当時は法定伝染病でしたが、抗生物質で治療できるようになり、1998年に解除されています。高熱と咽喉の痛み、赤い発疹が特徴で、リュウマチ熱や四肢痛、腎炎などが引き起こされます。
更新日:2023年05月21日