大正12年4月20日

更新日:2023年04月20日

4月20日(金曜日)、午前8時20分出勤。

中郡役所にて大磯町の大正12年度壮丁検査があった。藤田町長・渡辺主任書記・加藤書記が現場へ出張した。

来る5月5日、東京三共株式会社の職工男女約千人が千畳敷へ運動会のため来る予定。三宅悌吉氏より託されていた件。

午後4時30分、退庁する。

解説

この日、大正12年度の壮丁検査が行われました。壮丁検査とは、満20歳に達した男子(壮丁)を対象とした徴兵のための検査です。検査では、学力検査や身体検査、病気に罹っていないかなどを調べました。

三共株式会社の従業員(職工)約千人が、運動会のため千畳敷(現在の湘南平)に来るそうです。三共株式会社は胃薬などで有名な第一三共株式会社の前身です。それにしても、運動会をするためにわざわざ大磯の千畳敷まで来るとは、大変なことです。町会議員の三宅悌吉の頼み事のようなので、運動会を大磯へ誘致した可能性があります。千畳敷には、当時遊園地と称した運動場がありました。

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