大正12年3月5日

更新日:2023年03月05日

3月5日(月曜日)、午前8時40分出勤。

収入役が遅刻したため、収入事務を取り扱った。さらに、収入役は私用があったため、長島主任書記と一緒に南下町地所の測量に出張した。

渡辺書記は親戚に不幸があったため、二宮へ午前11時半頃出張した。

午後0時半頃、藤田町長は私用のため帰宅した。

前中郡長・現橘樹郡長の武田巌作氏の訃報を聞いた。明日、町を代表して藤田町長が川崎町へ出張し、賻儀金5円を町から贈る予定。

本日は、学芸会第2日目。藤田町長から吏員一同に対し、観覧が命じられた。

午後4時10分退庁。

解説

町長から役場の書記一同に、前日から小学校で行われている学芸会を観覧するよう命令が出ました。現在では考えにくいことですが、書記の中に子どもを持つ者がいたからなのか、それとも何か特別な演目が行われたからなのでしょうか。

武田巌作は、大正5年(1916年)2月から大正8年(1919年)8月まで、中郡長として大磯で過ごしました。その後、三浦郡長を経て橘樹(たちばな)郡長となり、川崎の官舎に居住していました。なお、賻儀金(ふぎきん)は葬儀費用として贈る金品のことです。

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