大正12年2月28日

更新日:2023年02月28日

2月28日(水曜日)、午前8時40分出勤。

西小磯地区の大正11年度分税の追加取立に従事する。

午前10時頃、飛行機が墜落。搭乗者は無事。午後1時頃、無事に離陸した。藤田町長は午前10時半頃現場へ出張し、離陸するまで現場にいらっしゃった。不時着場所は、大磯北浜の鰤敷事務所東方海岸。午後0時10分頃、助役も現場ヘ出張する。

戸籍謄抄本事務に忙殺される。

午後3時半頃、斎藤校長が学芸会の日程・その他の件で役場に見える。

午後4時20分退庁。

新旧中郡長が赴任の挨拶のため、役場に来訪される。新郡長は岡田純夫氏、旧郡長は吉野勝氏。

解説

新旧中郡長が赴任の挨拶に見えました。岡田純夫は大正12年(1923)2月~大正13年(1924)12月に中郡長を務めています。

大磯の海岸へ飛行機が墜落しました。藤田町長は朝から現場へ、小見助役も昼食もそこそこに駆けつけています。民間の飛行機か、あるいは陸・海軍の飛行機か、詳細は書かれていません。

大正10年(1921)4月、航空取締規則が公布されました。航空郵便も飛んで、飛行機競技大会も開催されています。民間会社による定期航空も始まります。神奈川県内では鶴見に飛行場があり、女性飛行家第2号の木部シゲノもいました。大正12年(1923)5月には、鶴見に航空学校もつくられます。100年後の現在、改正航空法(2022年12月5日)でドローンのレベル4飛行が解禁され、国家資格制度が発足、利用方法が期待されています。

参考

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