大正12年1月25日
1月25日(木曜日)、午前9時10分出勤。
大雪のため遅刻。
午前11時53分の臨時列車が大磯駅を御通過された。沼津への行啓。藤田町長と共に奉送迎する。
栢木書記は欠席、渡辺書記は午前9時頃に早退する。
戸籍事務及び戸籍謄本事務に従事する。
三浦郡長井村役場から当町役場へ事務視察に出張される予定であったが、大雪のため見合わせとなる。
午後4時10分退庁。
解説
この日は大雪のため小見助役は遅刻。大雪にもかかわらず行啓の臨時列車が大磯駅を通過し、町長と助役が奉送迎しています。『昭和天皇実録』によると、この日に確かに摂政宮(のちの昭和天皇)は沼津で静養し、列車を利用しています。
除雪車が連結されていたのでしょうか? 除雪車について少し調べてたところ、明治44年(1911)頃アメリカから輸入され、大正2年(1913)頃から国産の除雪車が生産されていました。番号にユキ○○番とあり、雪の事でしょうか、愛らしいです。
現在でも大雪が降ると交通網は寸断されます。三浦郡長井村の事務視察については依頼文が来ていましたが(1月14日)、明日に延期となりました。
更新日:2023年01月25日