大正12年1月24日

更新日:2023年01月24日

1月24日(水曜日)、午前9時出勤。

午前10時頃から藤田町長は警察署の撃剣仕合の招待を受けた。

戸籍謄抄本事務に忙殺される。

県庁から小島茂氏が役場に見え住宅組合の件で調査をされ、渡辺書記が立会った。

午後4時30分退庁。

解説

藤田町長が招待された撃剣(げっけん)試合と現在の剣道の試合との違いはよくわかりません。武術の名称は柔術・柔道、撃剣は剣術・剣道など組織により違いがありました。

住宅組合とは大正10年(1921)4月に「住宅組合法」が公布、7月10日に施行されており、当時の工業化・都市化による住宅不足への対策でした。組合員7名以上で出資して住宅組合を作り、国から低利の融資を県・市町村経由で受けて住宅を取得するというものです。県や市町村の監督を受けます。

参考

上記ウェブサイトに、第9回「家が足りない!~工都川崎の住宅事情~」のパンフレットが掲載されています。大正時代(1920年代)に都市として発展した川崎の人口増、住宅不足解消策についてまとめられています。

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