大正12年6月29日
6月29日(金曜日)、午前8時20分出勤。
戸籍謄抄本事務に忙殺される。
午後3時頃、書家の猪久保柳厳氏が来場される。職員数名と一緒に揮毫していただいた。
午後4時10分退庁。
解説
大磯は著名人が多く住んでいました。この日は、書家の猪久保柳厳が町役場に来て、吏員と小見助役は揮毫を受け取ったようです。この人物を調べましたが、よくわかりませんでした。小見助役の日誌には、小見助役自身が挨拶した式辞の草稿が記されていることもあります。小見助役自身、語彙が豊富で、とても教養が高い人でした。原文はくずし字ですので、解読には四苦八苦します。
更新日:2023年06月29日