大正11年11月8日
11月8日(水曜日)
午前中は、麦蒔き手伝いのため出勤せず、午後0時30分出勤。
前日の収納金を収入役に渡した。
戸籍謄抄本事務に従事。
午後4時10分退庁。
解説
小見助役の家は農家で、米、キュウリ、ミカンなどを栽培していたことが日誌から判っています。 また、農作業の繁忙期には出勤時間が遅くなったりしています(大正9年6月4日)。
実は、麦を関東で種まきするのは10月下旬からと言われていますので、作業が遅れ気味だったのかもしれません。兼業農家の大変さが垣間見えます。
さらに休暇を取ったのは半日だけ。前日の収入役の不在で預かった収納金と戸籍事務のためなのでしょう。午後から出勤して役場の仕事もこなしています。
更新日:2022年11月08日