大正11年10月21日

更新日:2022年10月21日

10月21日(土曜日)、午前8時10分出勤。

藤田町長は役場には出勤されず、平塚女学校で開催の中郡連合運動会へ参加され、午後から町村長会に出席された。

午前10時から中郡落花生検査員が来場され、役場で開催の会合に参加された。

午後2時頃から平塚町平塚新宿へ小生と長島書記は出張。

午後8時半頃帰宅する。

助役の職印は渡辺書記に預け置いた。

解説

中郡連合運動会が平塚女学校(現在の県立平塚江南高等学校)で開催され、町長も応援に駆け付けています。

落花生検査員の会合がありましたが、大正5年(1916)10月に神奈川県落花生同業組合が組織され、中郡長武田厳作が組合長、国府の近藤市太郎が副組合長に就任しました。このことは、大正5年の助役日誌にも記載があります。大正10年(1921)の大磯町農作物の統計では、米と麦を除いて、胡瓜(23町)77,280円、葱(35町)45,500円に次ぎ、落花生が33,600円(11町2反)と販売価格の多い作物となっていて、アメリカ、ロシアなどにも輸出されていたようです。生の落花生を茹でたものも、甘くておいしいです。

参考

鈴木昇『大磯の今昔』(九)p.42~47

大正5年の助役日誌は、資料館資料18として販売中です!

資料館資料18『大磯町助役日誌』(大正4、5年分)、A4判、108ページ、700円

ご購入のお問い合わせは、こちらをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 教育部 生涯学習課 郷土資料館
〒255-0005
神奈川県中郡大磯町西小磯446-1
電話番号:0463-61-4700
ファックス:0463-61-4660
メールフォームによるお問い合わせ