大正11年10月4日
10月4日(水曜日)、午前8時30分出勤。
渡辺書記が病舎当番のため、戸籍事務と戸籍謄抄本事務に忙殺した。
午後2時頃、加藤収入役が地福寺の屋根葺き替えの件で早退した。
昨日、国税所得税を完納。
午後4時退庁。
解説
戸籍事務担当の書記が留守となり、小見助役は事務処理に追われています。
病舎とは、伝染病の患者を治療する施設のことで、避病舎と呼ばれていました。患者が多くなったのでしょうか。書記を派遣したようです。
また、昨日3日に国税所得税を完納したことが記されています。100年前の当時は現在とは異なり、地方税と共に国税も町が徴収し、国庫に納入していました。
更新日:2022年10月04日