大正11年9月18日
9月18日(月曜日)、午前8時30分出勤。
出勤前、職印が必要になる用件があった。午前8時ごろ、自宅にて梅田氏に職印を渡す。出勤早々、渡辺書記より職印を受け取る。
戸籍謄抄本に従事する。
午後2時半ごろ、藤田町長が警察へ出頭し、病舎事務員採用の件で打ち合わせを行った。午後3時半帰場した。
午後4時10分、退庁する。
解説
事情は不明ですが、小見助役は出勤前に職印を役場の人に預けています。何か職印が必要になるような重要な事態が町役場で起きていたのでしょうか。日誌からは把握できません。
病舎とはこれまでしばしば出てきた腸チフスの隔離舎です。その隔離舎の事務員を採用するためには、警察の協力が必要だったことがわかります。
更新日:2022年09月18日