大正11年9月12日
9月12日(火曜日)、午前8時30分出勤。
戸籍謄抄本に忙殺した。
午後2時より土木・衛生両委員を町役場へ召集した。隔離舎の電灯新設及び月貫大下水修繕・登記所下水新設が議題となる。出席者は渡辺廣三・柳田勇次郎・三宅・二宮・大内・浅沼6名、藤田町長・小見助役も参加した。サイダー半打、氷若干、松月丼10本、午後9時散会、帰宅する。
解説
土木・衛生委員会が開かれ、隔離病舎の電灯新設などについて会議がありました。召集された6名は町会議員で、渡辺と柳田以外の名前は、三宅悌吉、二宮長松、大内留吉、浅沼房吉です。
会議の参加者には、サイダー・氷・松月丼が振舞われています。「半打」は半ダースの意味で、サイダー6本ということになります。「松月丼」は大磯町の料亭松月亭の弁当のことと考えられますが、町長や小見助役を含めて参加者が8名しかいないので、弁当は2つ余ることになります。他にも参加者がいた可能性も考えられます。
更新日:2022年09月12日