大正11年9月6日
9月6日(水曜日)、午前7時50分出勤。
小学校において午前中に生徒、午後から町一般希望者の注射を実施。午後1時半頃、加藤収入役と共に予防注射をした。
戸籍謄抄本とその事務を取り扱った。
午前10時頃、渡辺書記は私用のため東京へ出張。
中郡役所にて町村長会同があり、藤田町長が出席した。午後2時頃、役場に戻られた。午後2時30分頃、町長は注射場へ出張した。
隔離病舎ヘの電灯を申込む。
午後3時10分退庁。
解説
一昨日4日から始めた注射(腸チフス予防のワクチン接種)を、小学校児童にも行うことになりました。さらに、希望者全員に接種できる体制ができたようです。この日、小見助役自身も接種を受けています。
また今日は、隔離舎に電灯を敷設する申込みをしています。この当時、町の中ではすでに電気が使える状況になっていましたが、隔離舎は伝染病患者を専門に治療する入院施設でしたので、少し離れた場所にあり、まだ利用できていなかったようです。
更新日:2022年09月06日