大正11年8月24日
8月24日(木曜日)、午前9時出勤。
風雨のため遅刻。昨夜来、風雨が続く。午後2時頃、静穏になる。
戸籍謄抄本事務に従事する。
午後3時30分退庁。
解説
台風のため、小見助役は珍しく遅刻でした。「台風」という言葉は当時一般的ではありません。日誌にはあまり使われていません。
この大暴風雨は静岡・神奈川を通り、25日には北海道へ、オホーツク海上で海軍軍艦「新高」が沈没して多くの死者を出したようです。大磯漁港の船揚場の船は無事であったのか心配ですが、漁業関係の被害についての記載はありません。
ここ2、3日は、腸チフスと海水浴場の件に、追われています。
更新日:2022年08月24日