大正11年5月1日

更新日:2022年05月01日

5月1日(月曜日)、午前7時45分出勤。

午前8時40分大磯駅発で、吾妻村山西に私用で出頭。10時11分大磯駅に下車し、すぐに町役場へ出勤した。

戸籍謄抄本事務に従事。

午後1時半頃、西山氏と一緒に小学校校長に面会した。進藤医師について、校長に必要な書類を提出したところ、明日から出校することになった。

午後3時に町役場へ戻り、午後5時退庁。

解説

詳細は不明ですが、今日の小見助役は、小学校に就職希望の人物を校長に引き合わせたようです。進藤医師とは、当時小学校の隣地で内科・産婦人科・小児科の開業医をしていた進藤玄敬のことです。この医院には、入院用の病室があり、当時としては設備が整っていたと言えるでしょう。

別荘に滞在中の華族等からも、診察の依頼があったようで、大正8年(1919年)12月に書かれた梨本宮伊都子妃の日記に、大磯の別荘で往診を受けたことが記載されています。

参考

朝倉誠軒『大磯案内』大正11年刊掲載の広告

小田部雄次『百年前のパンデミックと皇室・梨本宮伊都子妃の見たスペイン風邪』敬文舎、2020年、p.129-130

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