大正11年4月6日
4月6日(木曜日)、午前8時出勤。
停車場踏切について、道幅9尺を2間に変更する旨、新橋保線課へ出願するため、二宮長松氏と共に出張した。
午後10時頃帰宅。
解説
「停車場踏切」とは、現在は無くなりましたが、以前は大磯駅ホーム上り方面の先に踏切があり、「大踏切」と呼ばれていたので、恐らくそれを指すと思われます。9尺は約2.7m、2間は約3.6mになり、自動車が通れる幅を望んだようです。この踏切は、山側の別荘や旅館へ車で渡れるように、当時としては幅広く作られたと聞いていますが、それを裏付ける記述と言えるでしょう。

大踏切 昭和34年(1959)5月頃撮影 個人提供
更新日:2022年04月06日