大正11年2月6日
2月6日(月曜日)
午前8時ごろ、出勤前に平島巡査部長を訪問する。昨夜の件について、依頼をした。
同9時出勤。
上記の件について、さらに第二部消防組員から嘆願があり、藤田町長が警察へ出頭した。
本県属による県税調あり。茶菓あり。
佐藤書記が風邪のため欠勤する。
午後4時10分退庁する。
解説
昨夜、惣代の鈴木から話があった件について、小見助役は出勤前に平島巡査部長に何かを依頼しています。また、昨晩の件と第二部消防組合員の嘆願によって、藤田町長が警察署へ出向いています。具体的な内容がわからないのはもどかしいところでありますが、「軍鶏(しゃも)蹴合の件」で小見助役らが動いていることがわかります。
また、この日は神奈川県庁より属(ぞく、下級官吏のことで、現在では職員の意)が大磯町に出張して、県税に関する調査を行っています。おそらく、県税をきちんと徴収できているかを確認するための調査だと考えられます。
更新日:2022年02月06日