大正11年1月13日

更新日:2022年01月13日

1月13日(金曜日)、午前8時50分出勤。

戸籍謄抄本に忙殺。

明後日、15日午後10時47分に皇太子殿下が大磯駅をご通過される予定。

故松本順先生のご子息、松本本松氏が海外遊学を終えて帰国したため、祝賀会を開催することについて、午後6時から町役場に海水浴場委員を召集して、藤田町長から協議する予定になった。

午後4時退庁。

解説

松本順は、幕末から明治期に活躍した医師で、初代の陸軍軍医総監になった人です。大磯にとっては、海水浴場を開くきっかけをつくり、宿場町以来の賑わいを取り戻してくれた恩人として慕われてきました。

その松本の息子、松本本松が帰国するということで、祝賀会が催されるようです。本松は、松本順の八男で、父親と同じく医師の道を進みました。この当時は、27歳。医学の勉強に励んでいたことがうかがえます。松本本松、少しユニークなお名前ですが、本名です。

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