大正11年12月20日
12月20日(水曜日)、午前8時30分出勤。
出勤してすぐに東久邇宮妃殿下を山下別荘に奉伺する。
町長が年末賞与の歩合を決めた。
大磯町長藤田文次郎氏、来る23日任期満了につき、来る22日町会議員を役場へ召集し、後任の件を諮り、協議を遂行するための通知を発する。
午後2時半ごろ退庁する。
西小磯地区の年末の取立に参加する。
解説
これまで助役日誌に頻繁に登場し、話題を提供してくれた藤田文次郎大磯町長が、任期満了のため辞任することになります。後任に関する協議は町議員を召集して行うことになり、小見助役がそのための通知書を各議員に送付しています。
12月15日に割付の協議が行われた、西小磯地区の村落費の取立が始まりました。小見助役も仕事を早退して、取立に参加しています。西小磯地区の運営のための、重要な仕事だったことがわかります。
更新日:2022年12月20日