大正11年12月13日

更新日:2022年12月13日

12月13日(水曜日)、午前8時40分出勤。

戸籍謄抄本に忙殺した。

永井大磯駅長送別の辞を町役場で述べた。

高麗山の神社を通る高麗町道の修繕のため、40円を補助することを土木委員に話して決定する。

午後4時10分退庁する。

解説

永井大磯駅長とは永井登久二のことで、大正11年1月に大磯駅長になった人物です(大正11年1月19日)。実は、日誌の欄外に駅長の交代が書かれていて、この時、永井駅長から影本駅長に交代しています。

永井駅長は真鶴新駅へ転任しましたが、この真鶴新駅とは、現在の東海道線真鶴駅のこと。真鶴駅は大正11年12月21日に熱海線の国府津駅と真鶴駅間が開通したことによって開業したため、新駅と書かれました。ちなみにこの辺りには当時、豆相人車鉄道の真鶴駅があったため、その駅と区別する意味もあったと考えられます。

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