大正10年11月30日

更新日:2021年11月30日

11月30日(水曜日)、午前8時出勤。

午前8時26分の大磯駅発で、入営者2人を送る。

今日も収入事務に従事する。多忙を極める。

午後4時30分退庁。

昨日、大磯漁業組合の宇留島宗助氏から、県水産課の測量器を預る。西小磯代表者の添田平左衛門氏に渡す予定。

午後6時から水産会議員の候補者選定の件で、役場で協議会を開催。小生は私用のため欠席。藤田町長が参加された。

解説

例年11月末に帰還される兵士を、大磯駅へ到着の都度、小見助役はお迎えしています。入営兵についても大磯駅で送っています。

大正10年(1921)、水産会法が制定されました。営利を目的とせず、水産業の改良増進を図ることが、水産会の目的でした。

神奈川県から『神奈川県水産技術センター100年の歩み』が発行されていますが、水産業の発展のため、地道な試験研究が、漁業者と一体となって実施されたことが記録されています。大磯沖では、大正10年に相模丸を使って、カツオやマグロ、イワシを獲る旋網(まきあみ)漁業の改善を目的とした試験が行われました。また、大磯で大量に獲れるブリの保存法については、大正11年(1922)から昭和10年(1935)にかけて、継続的に研究が行われていたそうです。

参考

この記事に関するお問い合わせ先

教育委員会 教育部 生涯学習課 郷土資料館
〒255-0005
神奈川県中郡大磯町西小磯446-1
電話番号:0463-61-4700
ファックス:0463-61-4660
メールフォームによるお問い合わせ