大正10年6月28日

更新日:2021年06月28日

6月28日(火曜日)、午前7時40分出勤。

本日は戸籍謄抄本に忙殺される。

午後1時から海軍主計大尉 青木亀雄氏の南洋における体験談の講演が、大磯小学校で開催され参加する。講演終了後役場に戻り、午後4時30分退庁。

解説

海軍主計大尉の青木亀雄が、南洋に関する講演を行いました。南洋とは、日本から見て南側の太平洋の海域を指しますが、第一次世界大戦後は、日本が国際連盟から統治を委任された旧ドイツ領のマリアナ諸島、カロリン諸島、マーシャル諸島を南洋諸島と呼び、この時期は特にこの地域を表していました。

国際連盟は、1920年1月に発足しました。当時の日本国民にとって、統治を委任された南洋は、まだ身近な存在ではなかったと考えられます。南洋がどのような場所なのか、実際に訪れたことがあった海軍の大尉から話を聞くことが、この講演会の目的であったのかもしれません。

ただ、日誌には、小見助役の感想はありません。目下、小見助役が直面している課題は、日々膨大な戸籍謄抄本事務に対応することだったのでしょうか…。

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