大正10年5月3日
5月3日(火曜日)、午前7時40分出勤。
本日は、渡辺書記が、親戚に病人が出たため二宮へ出かけ、早退した。
午前9時半から、税務主任書記は県税滞納者に対し督促に出張した。
午後0時30分、藤田町長が郡役所へ出頭された。
西小磯にて、宅地の境界があいまいになっている所を取り調べて欲しいと依頼があった。明後日5日の午前中、町役場から主任書記と助役が出張して調査する予定。
午後4時10分退庁。
解説
昨日から始まった県税滞納者に対する督促は、今日も続けられています。
西小磯にある宅地の境界線をめぐって、調査依頼が来ました。日誌には、同様の記載が度々見られます。現在は、このようなことが起きた場合、第三者の専門家(土地家屋調査士など)に測量や公図の確認をしてもらって、境界標を確認することが多いのですが、当時は町役場がその役目を担っていたためと思われます。
更新日:2021年05月03日