大正10年3月31日
3月31日(木曜日)、午前7時50分出勤。
本日、加藤収入役の母堂が、午前7時頃に亡くなられた。加藤収入役は、午前9時頃早退。加藤収入役の代理として、預り金200円で収入・支払い事務をする。
午前10時頃、郡役所の給仕を採用する件で、藤田町長は郡役所へ出張され、11時頃役場に戻られた。
役場吏員・使丁に対して、大正10年度の給料の増俸辞令書が、町長から交付された。前年度に比べて2円ないし1円の増俸であった。
午後4時10分退庁。
解説
役場吏員と使丁に対して、給料の増俸辞令がありました。当時の神奈川県内の官公吏の給与は、全国平均に比較して低かったそうです。物価騰貴による臨時手当や、給与の引き上げが県の追加予算に組まれています(『神奈川県史』通史編5、p.75~76、『同』通史編6、p.1130~1131)。
更新日:2021年03月31日