大正10年3月17日
3月17日(木曜日)、午前8時出勤。
今日は、今年の徴兵検査名簿を書き写した。
午前11時頃、池田郡書記に面会。添田平左衛門氏と一緒に、定置網の買受けについて登録申請書を、明日、県庁へ提出することについて依頼した。印紙代5円、その他40銭を貼付する。
午後3時半頃、鈴木又次郎氏が来場。梨本宮家の家扶、薄井氏から話があった廃道の件について町長に意見を求めた。近いうちに、土木委員に協議する予定。
午後4時20分退庁。
解説
3月14日に引き続き、西小磯の定置網について、今度は、西小磯の方から登録申請書を県へ提出しなければいけないようです。小見助役は、その手続きを行いました。
大磯の西小磯、現在の旧吉田茂邸東側には、皇族の梨本宮家の別邸がありました。家扶(かふ)とは、皇族や華族の家で仕事をした人たちのことを言います。執事をイメージするといいかもしれません。おそらく、別荘の敷地に隣接する道をなくしたいという話があったと考えられますが、このような話も、町会議員による土木委員の協議案件となりました。
更新日:2021年03月17日