大正10年2月5日
2月5日(土曜日)、午前8時30分出勤。
午後1時17分、皇太子殿下が沼津御用邸からご帰還されるので、停車場で町長と共に奉送した。
本日は、佐藤主任書記が税務署での主任会議に出張、渡辺主任書記が兵事事務のため郡役所へ出張した。
本日は、戸籍謄抄本事務が一切無かった。
午後2時退庁。
解説
今日は、皇太子(後の昭和天皇)が通過する列車を駅で奉送していますが、当時大正天皇の健康状態は芳しくなく、頻繁に葉山や沼津の御用邸で静養していました。この日も天皇を見舞った帰りだったのかもしれません。
この日、書記が二人も出張で留守でしたが、珍しく、日頃忙殺されて大変な思いをしている戸籍事務が1件も無かったようです。よほど嬉しかったのでしょうか、「戸籍抄本一切ナシ」と記載されています。
更新日:2021年02月05日