大正10年1月28日

更新日:2021年01月28日

1月28日(金曜日)、午前8時20分出勤。

昨夜、西小磯地区の役員と漁業関係者一同が、小台網及び鰤敷網の歩合について協議した。委員を選出して、対応することになった。

本日は、蔬菜講習会の第4日目。最終日。吉野勝中郡長から、講習生に対して証書が授与された。

午後4時退庁。

解説

西小磯地区と漁業関係者、つまり漁業組合関係者との協議が続いています。小台網の漁業権と鰤敷網の使用料の歩合について、両者は折り合わないようです。

蔬菜講習会ですが、蔬菜(そさい)とは野菜のことです。100年前の当時は、第一世界大戦後に都市化や工業化が進んだことによって、商品作物の需要が大きくなりました。そのような需要に対応するため、野菜作りの講習会が積極的に行われたのでしょう。大磯でも、キュウリやナス、カボチャの栽培が積極的に進められ、のちに大磯町長を務める二宮長松が、篤農家として表彰されました(『大磯町史』7通史編近現代p.320~325)。

二宮長松

二宮長松(大磯町議会所蔵)

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