大正10年8月23日
8月23日(火曜日)、午前8時30分出勤。
渡辺主任書記が海水浴場ヘ出張したため、代理で戸籍事務を取扱う。
午後7時、高松宮宣仁親王殿下が大磯駅をご通過される予定。藤田町長がご奉送される予定。
午後0時20分退庁。
解説
海水浴場が開設されている間は、渡辺書記が海水浴場事務にあたることがありました。
大正10年(1921)の大磯海水浴場への来場人数の統計がありますが、7月18,471人、8月68,497人、9月1,766人、合計88,734人で、海水浴場大磯の人気がうかがえます(『大磯町史』3、p.503)。統計は、男・女・子ども別に記載されています。明治37年(1904)、神奈川県では海水浴場の取締に関する規則が定められ、男女の混浴が禁止されていました。この頃もまだ、男性と女性が一緒に泳ぐことは禁止だったのでしょうか。
高松宮宜仁親王が大磯駅を通過したようですが、小見助役は奉送できなかったようです。
更新日:2021年08月23日