大正10年8月20日

更新日:2021年08月20日

8月20日(土曜日)、午前8時10分出勤。

今日は相互視察のため、須馬村役場へ、町長・収入役・佐藤書記の3人が出張した。視察団の町村は、大磯・吾妻・国府・平塚・須馬・大野。

22日に東久邇宮妃殿下と二王子殿下が米井信夫別邸へいらっしゃり、当分、ご滞在される予定。当日の午前9時40分に大磯駅到着予定とのこと、各議員・区長・神官・学校長へ、奉迎の通知を出した。

午後0時30分退庁。

解説

相互視察が行われました。日誌に書かれている6町村は、いずれも近隣の町村です。近隣の役場同士で情報交換が行われていたことがわかります。

東久邇宮妃は、明治天皇の第9皇女の聡子(としこ)です。この時、王子は3人いたはずですが、ここでは2人の王子と書かれています。滞在先の別荘所有者、米井信夫(よねい・しのぶ)は実業家で、米井商店の社長や明治屋の取締役を務めた人物です。

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