大正10年8月11日
8月11日(木曜日)、午前7時40分出勤。
戸籍謄抄本に従事した。
午前9時頃、藤田町長は、郡役所の池田書記と佐野書記と共に、西小磯の渡辺廣三氏の自宅に行き、献穀粟の耕作地を撮影された。同11時に藤田町長は、町役場に戻った。
午後0時30分退庁。帰宅途中に石井氏を訪ね、郡長の住宅敷地の借入について相談した。統監道路付近の敷地を、坪あたり1円50銭なら貸与するとの話を受け、帰宅した。
解説
8月9日の記事に予定されていたとおり、この日は献穀粟の耕作状況を記録する、写真撮影が行われました。この写真が、現在もどこかに残されいれば、大変貴重です…!
郡長の住宅について、少し動きがありました。統監道路とは、統監道のこと。伊藤博文らの寄付によって作られた、駅から西小磯の方へ抜ける道のことです。伊藤博文の役職「統監」にちなんで名付けられました。地主さんとの交渉は、成立するのでしょうか??
更新日:2021年08月11日