大正10年8月8日
8月8日(月曜日)、午前7時35分出勤。
本日は、戸籍謄抄本事務に従事。
午前10時頃、藤田町長は長島書記を随え、郡長の住居の敷地調査のため、現地を確認した。
同10時30分、渡辺久五郎氏の葬儀に参列するため早退。
午後8時30分頃、町役場から三井養之介急逝の訃報を聞いた。
解説
郡長のための住居探しは、やっと候補地が見つかったようで、町長自ら現地を確認しています。
急逝の報が入った三井養之介は、三井家一族の一人で、三井物産の初代社長を務めた三井高明(たかあき)のことです。当時、東小磯に別荘がありました。実業界の有力者で、1878年(明治11年)に渋沢栄一らと共に東京株式取引所を設立しています。
更新日:2021年08月08日