大正9年12月11日
12月11日(土曜日)、午前8時25分出勤。
午前9時半頃、石井氏の件について大曽根氏が来場し、面会する。
本日、前町長白根鼎三氏の三回忌のため、供物を給わり、書記一同と一緒に香華料を贈る。
午後0時30分退庁。
午後3時30分頃、東京から大磯に来る予定の者を迎えた。同4時頃から夕方まで、石井氏と大曽根氏、他1人と一緒に密会。要領を得ず、解散。
解説
今日の日記は、石井氏にかかわる秘密のにおいがします。
前町長白根鼎三は、在職中の大正7年(1918)12月11日に亡くなりました。当時の小見助役日誌には、混乱する役場の状況が書かれています。小見助役は、このとき町長の代理を務めました。
更新日:2020年12月11日