大正9年12月4日

更新日:2020年12月04日

12月4日(土曜日)、 午前8時20分出勤。

午前9時、県職員の進藤芳郎氏が出張し、大正8年度の衛生会計を調査された。長島主任書記が、説明に参加した。

午前11時30分、新任の大磯税務署長南部慶蔵氏が来場され、新任の挨拶をなさった。税務署長の挨拶より少し前に、斎藤校長の案内で森訓導が新任の挨拶をされ、町田ソデ准訓導が退職の挨拶をされ、すぐに退場した。茶菓50銭を三引屋から購入。午後から、藤田町長は税務署長の坂本健彦氏の送別会で、松月楼へ行かれた。

午後2時30分退庁。

午後5時、進藤県職員が衛生費の計算を済ませ、退場されたと、長島主任書記から報告があった。

解説

今日は、会計調査に神奈川県の担当者がやって来ました。土曜日で半日勤務のはずですが、午後5時までかかったようです。小見助役も午後2時半まで付き合ったようですが、説明役の長島書記は大変だったことでしょう。

また、今日は人事異動に関わる出来事が重なりました。 挨拶に来た「訓導」、「准訓導」は尋常小学校の先生のことで、現在の「教諭」にあたります。 署長が異動した税務署は、明治29年(1896)11月1日に、現在の山王町松並木付近に「大磯税務署」として設置され、当時の中郡一帯を管轄しました。一時は、愛甲郡・津久井郡も管轄下にありました。昭和26年(1951)3月に平塚に移転し、「平塚税務署」と名称が変わり、現在に至ります。

なお、送別会が開かれた「松月楼」は、現在も駅前で営業している「松月」のことです。

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