大正9年11月22日
11月22日(月曜日)、午前8時30分出勤。
渡辺書記・中西巡視は、第2回目の入営兵士注射のため、中郡役所ヘ出張する。
午後2時頃、神奈川県水産課長の仙川満多雄氏が来場し、鰤敷網の件について、町長と助役にいろいろと質問をされた。午後3時、帰庁。
明日午前11時、小学校で遥拝式を挙行する予定。明日の新嘗祭の参拝は、郷社高来神社へは藤田町長が参詣の予定。村社白岩神社へは渡辺書記・中西巡視が供進使と随行員を務める予定。小生は今回は、出産する家族がいるため、遠慮する。
午後4時10分退庁。
解説
当時、神社には社格制度があり、高来神社は郷社、白岩神社は村社という格付でした。勅令に基づいて、県・郡・町から、祈年祭・新嘗祭・例祭に神饌幣帛料を供進されました。新嘗祭の神饌幣帛料は、郷社は4円、村社は2円でした。
更新日:2020年11月22日