大正9年10月21日
10月21日(木曜日)、午前7時30分出勤。
本日、小田原停車場の開通式があった。雨天。
戸籍事務に忙殺される。
午後4時10分退庁。
解説
東海道線の熱海線は、大正5年(1916)12月に国府津から工事が始まり、小田原駅までが大正9年10月21日に開通します。熱海駅までは大正7年に着工されますが、丹那トンネルの難工事で、昭和9年(1934)11月30日に開通しました。小見助役はお天気のことを記載することは少ないのですが、開通式ということで気になったのでしょうか。「雨天ナリ」とあります。
熱海線ができるまでは、国府津駅から御殿場経由で沼津までいかなければなりませんでした。急こう配のため、国府津駅で機関車をつけ、特別急行列車の食堂車は、国府津駅で切り離していました。
更新日:2020年10月21日