大正9年8月14日

更新日:2020年08月14日

8月14日(土曜日)、午前7時40分出勤。

8時から海軍点呼のため、渡辺主任書記と藤田町長が中郡役所へ出張した。

昨夜から暴雨のため高波となり、海水浴場出方の小屋が破損した。三つの小屋の仕切り板が流失した。佐藤書記と一緒に、現場を視察。海水浴場委員の三宅悌吉委員と脇安五郎委員の両氏が立ち合い、修繕することになった。

午前11時30分帰庁。同時に登記所長中山順次郎氏から、台所流しの脚が劣化し破損しているため、修理したいとの申し出があった。すぐに栢木会計主任に修理のことを伝えた。修理は、河野栄太郎にお願いすることになった。

午後3時頃、三宅・脇両委員が来場。破損した小屋についていろいろと相談した上で、実行することになった。海水浴出方惣代の竹永・長岡両人も来場し、負担額を折半することについて承知した。散会後、すぐに三宅委員と脇委員と一緒に現場へ出張し、修理する場所を視察した。その後、中井芳三氏も含め、4人で国よし亭で夕食を食べて、午後5時半頃、解散した。

解説

昨晩の暴雨によって、海水浴場出方(でかた)の小屋、つまり海水茶屋が被害を受けてしまいました。台風が通過したのでしょうか。海水茶屋とは、今でいう海の家のことです。この日は、海水茶屋の修繕のことで、一日が終わったようです。

夕飯は国よし亭。ウナギを食べたのでしょうか。

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