大正9年8月9日
8月9日(月曜日)、午前7時50分出勤。
西小磯消防第2部長の渡辺廣三氏から、栂材(直径3尺、長さ7尺)1本拾得の届出があった。
今日は、戸籍事務の補佐をした。
午後から浅野を訪問。
午後2時退庁。
解説
栂材(ツガの丸太)が拾得物として届けられたようです。栂は建材として利用されるほかに、樹皮からタンニンを取って、漁網を染めるのに使われたそうです。大きさは、直径3尺=約91センチメートル、長さ7尺=約2.12メートル。 どこで拾われ、その後どうなったのか残念ながら詳細はわかりません。
この日、小見助役が午後に訪問した浅野とは、浅野総一郎の別荘のことと思われます。この日は立秋ですので、残暑見舞いに行ったのかもしれません。
更新日:2020年08月09日